Guitar Repair of the Day
The Heritage H-540 – Replace Potentiometer
ヘリテージの335モデル H-540。
ギブソンが生誕地ミシガン州のカラマズーからナッシュビルに生産を移した際に、工場を引継ぎ誕生したのがヘリテージ。
オリジナルギブソンともいえる伝統的な製法で作られているギターです。
今やどのギターメーカーもそうですが、ナッシュビルに移ったギブソンも大量生産に切り替えるべく、CNCを導入し機械生産となりました。
製造時から守られていた手作業によるギター製作工程を、今でも同じ工場で同じ製作器具にてギターを作り続けているのが The Heritage Guitarsギターです。
ヘッド裏には Made in Kalamazoo の刻印が。
聖地のこだわりですね。
こちらの動画はヘリテージの公式Youtubeチャンネルによる、工場案内の様子です。
古きよき製法にて、伝統を継承しています。
ギブソンしかり、フェンダーしかり、投資の対象となった製品は、1円でもコストを切りつめて利益を生み出すマシーンと化すのです。
近年の製品に、長期的な”楽器”としての価値のある製品が少なくなっているのは、こうした背景があるのかもしれません。
そんな中、昨年のコロナが広まった最中、とんでもないニュースが入ってきました。
この投稿をInstagramで見る
ギブソンがハゲタカの投資ファンドに買収されて以降、ヘリテージに対し商標侵害などを理由に「実質的な廃業」を求めたというものです。
上のインスタグラムの一文は、それを受けたヘリテージとしての立場表明です。
この「実質的な廃業」を不服とし提訴するそうです。屋号は続けど会社は別物。
残念ながら現在のGIBSONにもFenderの製品にも、昔の良き面影は見られませんね…
そんなヘリテージの貴重な335モデル。
今回はガリのあるポットの交換です。
箱物ギターは交換が面倒。
なのですが、何故かこの作業が得意な気がします^^先ずはリアピックアップから全てを出します。
全て写真のように繋がっています。
ピックアップはギブソン製を使うわけにはいかなので、シャーラー製です。
ヘリテージは、ペグ、ブリッジ、ピックアップ、全てシャーラー製です。
今回は全てのポットとジャックを交換。
空中配線を行い動作チェック。
スイッチも硬くなっていたので交換します。
綺麗に収まりました。
続いてナット。
ビビりが多かったので牛骨製に交換。
スロットにぴったり納めます。
スロープをつけてコンパウンドで磨いてフィッティング。
弦を張り、弦のゲージに合わせて溝を切り出し完了。
ネックのトラスロッド調整、ブリッジ高さ調整、オクターブ調整を行い完了。
とても味のある独特なレゾナンス。
本当に良いサウンド。
ギターの修理、メンテナンス、改造、調整、等 承っております。
メールでのお問い合わせは こちら から
電話番号:098-923-0743
全国からの修理、改造など受け付けております。
沖縄県外から修理を依頼される場合は、必ずメールか電話にて状態をお知らせ下さい。
その後発送方法等をお知らせいたします。
style=”display:inline-block”
data-ad-client=”ca-pub-2474589172985070″
data-ad-slot=”7465715459″>
data-full-width-responsive=”true”>
style=”display:inline-block”
data-ad-client=”ca-pub-2474589172985070″
data-ad-slot=”7803608874″
data-ad-format=”auto”
data-full-width-responsive=”true”>