Fret Dressing & New Nut
Repair of the Day
GIBSON CUSTOM SHOP 1959 Les Paul
2000年代のカスタムショップ製 1959レスポール
セレクトされた杢目の美しいトップ。
塗装も薄めでエイジドされていました。
ネック状態
弦高が高いとの事でチェックしてみると、かなりの順反り。
トラスロッドを回してネックを調整します。
まだ少し隙間がありますが、これ以上回すと逆反り気味に効いてくるのでストップ。
フレットビビり
フレットにビビりがあるのでフレットロッカーで計測。
特にハイフレット側でガタツキがありました。
ハンマーで少し叩いて入れた後、デコボコを研磨します。
すり合わせ
やすりでフラットにした後。
フレットトップが平になっているので、1本ずつ丸めてラウンド状にします。
三角やすりで角を丸めます。
綺麗にラウンドになったので、コンパウンド、バフ掛けします。
ビビりや引っ掛かりが無くなりました。
ナット交換
続いてナット交換。
牛骨製に交換します。
ナットのスロットにピッタリとフィットするように微調整。
弦のゲージに合わせて溝を掘り完成。
調整
弦を張って、サドル調整、ナット溝調整を経て完了。
どのポジションもストレス無く、ナットのビビりも無くなって気持ちの良いコード感が戻りました。
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