Fender Japan Stratocaster
Repair of the Day
フェンダージャパン製のストラトキャスター。
Oシリアル 90年代 フジゲン製の個体ですね。
シースルーグリーンのボディは最近見ないですね。
配線チェック
以前他店にて配線を変えてもらったそうですが、それ以来トーンが効かないとの事。
中を見てみましょう。
おっ、色々と交換されているようです。
マスターボリューム、マスタートーン、ブレンダーのような配線でしょうか？
再配線、POT交換
よく見ると真ん中のポットに何も繋がれていません。
これではトーンは効かないですね。
ボリュームのポットにガリがあったので交換+再配線。
トーンもばっちり効くようになりました。
全体調整
同時に全体をチェック。
ネックは反りも無く真っすぐです。
サドルの高さ、オクターブは少しバラバラ。
サドルの高さは、必ず指板のアールに合わせるのがベストです。
今回のギターの指板は 7.25R
上の写真のようなラジアスゲージできちんとセットします。
好みで特定の弦の高さを変える方もいらっしゃいますが、アールのついた指板に対しサドルをフラットにしても音詰まりするだけ。
また弦高が高いからといってサドルだけ下げても、実はネックが反っていたり。
ナット、ネック、サドルのバランスをみながら全体調整が必要です。
ボリューム、トーン、ブレンド
ブレンドとは、例えばネック側を弾いていてブレンドつまみを足すと、シリーズ（直列）でブリッジ側のPUが足されるという仕組み。
ソロを弾くときに足したり、歪みの際に選んだり、バリエーションが広がります。
当店では既存の組み合わせの配線、スイッチを追加したい場合、独自の配線等、電気関係は何でも対応しています。
「もっとこうしてみたい」「こんな音を出したいけどどんな配線が良いか分からない」など、理想の音に近づけるよう、お気軽にご相談下さい。
ギター、ベース等の修理は お気軽にご相談下さい。
お願いいたします。
