Fender Jazzmaster
Repair of the Day

フェンダー ジャズマスター

往年のトラディショナルなモデルを現代のサウンドに合わせて展開しているウルトラシリーズ。

形はジャズマスターですが、様々にブラッシュアップされています。
S1スイッチ

特徴はこのS1スイッチ。
ボリュームのノブの内側を押すと、ピックアップの配列が直列(シリーズ)になります。
便利な一方、通常のミニスイッチに比べ壊れやすい(ノイズがはいりやすい)のが難点。
スイッチ自体も昔のモデルに比べ、近年のS1スイッチはプラスティックで脆い気がします。
キャビティ内部

このモデルの配線はこんな感じ。
ピックアップからトーンに行って切り替えスイッチに行ってフェイズに行って・・・
引き回し過ぎでS/N比が非常に悪かったです。

こちらのトーンも効かない状態。
再配線

ポットを交換と同時にシンプルな配線に。
ピックアップそれぞれにトーンは効かせたいとの事で
PUからトーンに行ってトグルスイッチに行ってボリュームに行ってアウトしています。

使わないフェイズの回路は配線を畳んでキャビティ内に残しました。
全体調整

POTを交換し、ノブを同タイプの物に交換。
弦を張って、ネック、ブリッジを調整。

ピックアップはノイズレスなのでノーマルのジャズマスターと比べ、全然ノイズがありません。
出力も分離が良くなり、コード感が出るようになりました。
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