Fender American Deluxe
Guitar Repair of the Day
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Fender American Deluxe with Floyd Rose
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フェンダーのフロイドローズ搭載モデル。
フレット状態
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かなりフレットが減ってしまったので交換依頼でした。
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まずはネックジグを使用して状態のチェックをします。
弦を張ったまま、通常弾いているのと同じテンション具合をネック下のゲージに記憶させます。
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弦を外し、弦を張っていた時と同じテンションを再現します。
弦を張っていた時のゲージのメモリに合わせ、ヘッド裏をテンション棒で持ち上げます。
フレット抜き
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トラスロッドを調整しネックをストレートにした状態のままフレットを抜きます。
フレットを抜く際に、指板にダメージを与えないようにオイルを塗ってから行います。
オイルがある程度浸み込んでからだと、食いきりでスポっと抜けます。
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その後ラジアス値を確認し指板をアールに合わせて綺麗に削ります。
指板アールすり合わせ
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フロイドローズに9.5Rのラジアスは調整が難しいのですが今回はラジアス値は変えずに行います。
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デコボコだった指板面もこの通り。
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指板を研磨後、もう一度オイルを塗って、一旦ネックをボディから外しフレットを打っていきます。
フレット準備
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9.5Rは結構アールがあるので、専用の曲げ機を使ってフレットのアールを揃えます。
フレット打ち込み
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いつものプレス機を使って一気に仕上げます。
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その後フレットサイドを整えます。
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フレットすり合わせ
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フレットが打ち終わり(プレス) またネックジグに乗せてすり合わせを行います。
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少しハイづまりがあったので3、4弦のブリッジ下にスペーサーをかまし、ハイフレット側を研磨して微調整を行いました。
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フレット打ち代え+ネックジグによるすり合わせ+最終セットアップ でコードを押さえた時のピッチ、鳴り、が激変しますよ!!
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