GIBSON Les Paul Custom
Repair of the Day
GIBSON Les Paul Custom
Crack The MarianのギターのTAICHIROさんのレスポール。
クラックの再結成に向け、2015年に20年ぶりに復活させたレスポール。
2018年にメンテナンスと共に電装系を一新
80年代の終わりに横浜で活動していたクラックザマリアン。
当時自分は横浜で活動していたZi:killのローディーをしていて、Zi:killのワンマンの次の日がクラックのワンマンなんて事もありました。
ロフト、豊島公会堂、日比谷野音、西区公会堂・・・思い出すだけで被っているライブが沢山ありましたね。
縁があってこうして今まで仲良くさせて貰って、その当時のギターを預けて貰えるのはとっても幸せです。
90年のデビューの時に買った新品のレスポールカスタムも、33年目。
かなり重たくなって、とてもとてもライブで弾ける重さでは無いです＾＾
フレット状態
一番酷いのはフレット。
33年間弾き続けて、殆ど高さが無くなっていました。
何年か前から、変えなきゃ変えなきゃって言ってたけど、もう限界ですね＾＾
フレット交換
遂に入院しました。
ネックジグにセットしてフレットを交換していきます。
ネックの状態は結構順反り。
指板を削るのも考慮しながらトラスロッドを調整。
ゲージをセットしてフレットを抜きます。
フレット抜き
フレットを抜いていきます。
フレットの溝は朽ちていて、フレットもボロボロ。
全て抜き終わりました。
指板調整
指板もガタガタなので結構削りました。
ここで真っすぐになるよう調整。
再度指板のアールを整えるためテンプレートに合わせて調整。
フレットの溝も一旦埋めて切りなおし。
溝も少し深めにしました。
フレット打ち
フレットはJescar製 ナロージャンボ。
バインディングに合わせてタングをカット。
フレット22本分のタング処理。
バインディングのエッジは痛くならないようにかなり丸めました。
ハンマーで軽く打ってからプレス。
ハイフレットはクランプで押し込みます。
全て打ち終わりました。
ブリッジ交換、フレットすり合わせ
弦を張ってフレットをすり合わせる前にブリッジも交換。
GIBSONでたまにある、ブリッジの変形。
変形だけじゃなくてコマも原型を留めていませんでした。
ブリッジを交換し弦を張ります。
弦を張ってネックにテンションを掛けた状態でフレットのデコボコを研磨します。
フレットエンドは引っ掛かりが無いように、通常より内側へ。
平になったフレットトップを丸めます。
バフ掛けをしてピカピカに。
新品みたいになるのが嫌との事で、バインディングはボディのフェイド具合に合わせて着色。
レリックを入れると交換したばかりとは思えない外観に。
ナット交換
純正のナットは樹脂製。
牛骨製に交換しました。
ナットスロットを綺麗に仕上げ、溝にぴったりはまるように成型。
ナットも少し着色して日焼けした感じに。
フレットエンドを丸めたので、スライドしても全く引っかからず気に入って貰えました。
まだ今年もライブにレコーディングにと活躍して下さい。
もう引退はさせずに最後まで行くそうです。
6/18(日)新宿LOFT
〜More Tea Vicar?～
5th Anniversary Party+JORDAN MOONEY自伝本
クラウドファンディング開催PARTY
BAND
・Mick Rossi &the Japonesque idles
・LEARNERS ・SLiCKS(福岡)
・CRACK The MARIAN
・YOUNG PARISIAN
DJ
・高木完
・ヒカル(BOUNTY HUNTER)
ADV/¥5,800 DOOR/¥6,300＋1Drink
OPEN/16:30 START/17:00
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