Pro Ceed AION IZUMI モデル
Repair of the Day
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2023/06/IMG_8329.jpg)
Pro Ceed
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2023/06/IMG_8330.jpg)
AIONのギタリストIZUMI氏のモデル
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2023/06/IMG_8331.jpg)
一目で分かるオリジナリティ溢れる独特なシェイプ
ピックアップの間にあるのはストロボライト。
こちらも修理しようと同じタイプの物を探したのですが入手が難しかったです。
継続して探してみます。
ピックアップセレクター
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2023/06/IMG_8332.jpg)
真ん中の角の一番下にあるのがPUの切り替えスイッチ。
これがリア側に倒しても音が出ないとの事。
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2023/06/IMG_8333.jpg)
中を見てみるとスイッチが緩んで斜めになっており、片側の接点がボディ内部に接地しており、グラウンドに落ちてしまってました。
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2023/06/IMG_8334.jpg)
真っすぐ寄りは少し角度を付けて、ボディにもくっ付かない程度に固定。
断線とかで無く良かったです。
ネック状態
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2023/06/IMG_8335.jpg)
全体的にビビりがあるとの事。
ネックの状態はかなり順反り気味。
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2023/06/IMG_8336.jpg)
ネックポケットにはかなり厚いシムが入っていました。
ロックナット
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2023/06/IMG_8352.jpg)
ナット部は少し高さが低いので1フレットにあたっていました。
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2023/06/IMG_8353.jpg)
こちらは金属製のシムを入れ高さ調整。
フレット交換
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2023/06/IMG_8354.jpg)
シムを入れたのは、この1フレットがかなり摩耗していたため。
新しいフレットに変えるのでナットの高さを変えました。
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2023/06/IMG_8355.jpg)
このギターにはジャンボフレットが打ってあるのですが、1フレットは0.99mmほど。
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2023/06/IMG_8356.jpg)
他のフレットの高さに合わせるため、新しいフレットに交換しました。
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2023/06/IMG_8357.jpg)
バインディングは無いけどタングがカットされています。
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2023/06/IMG_8358.jpg)
フレットプレスで打ち込みます。
調整
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2023/06/IMG_8472.jpg)
他のフレットと高さを合わせ、ネックのトラスロッドを回し最終調整。
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2023/06/IMG_8473.jpg)
ネックもストレートになり、ビビりも無くなりました。
ギターのシェイプは不思議なもので、弦からボディに伝わった弦振動は、ボディの形状によってが倍音成分が変わります。
これだけ角の多い鋭角的なボディが生み出すサウンドは、思った以上に切れが良く、サスティーンもありました。
見た目以上に、自分のサウンドを求める為沢山の試作を経てここにいきついたのでは?と思うサウンド。
ギター、ベース等の修理は お気軽にご相談下さい。
お願いいたします。