EDWARDS Snapper
Repair of the Day
EDWARDS E-SN-145FR
アルダーにキルテッドメイプルを合わせた豪華な仕様。
ネックジグ
今回はかなりすり減ってしまったフレット(ニッケル)をステンレスフレットに交換します。
先ずはネックジグにセットしフレットを抜いていきます。
この状態でフレットを抜いていきます。
フレット抜き
フレットを抜いてみると、溝の中が緑がかった錆でいっぱい。
手汗をよくかく方は指板に汗や油が入ってフレットが腐食します。
指板調整
ローフレットは長年の運指で、かなり凹んでいました。
一旦サンディングブロックで指板をストレートにします。
欠けてしまったり凹んでいる個所は、出来る限り削った際に出たローズの粉で埋めます。
これでフレットを打つ状態になりました。
ステンレスフレット
ミディアムよりも少し細め。
各フレット位置に合わせて切り出し準備完了。
フレット打ち
プレスで入れた後はハンドプレスで固定。
ステンレスフレットの硬度は通常のニッケルフレットの倍以上。
硬くなった分、カットするのも一苦労。
フレットすり合わせ
そんなに多く削らないでフレットのレベルが合いました。
フレット研磨
Jescarで買ったステンレスフレット用のヤスリ。
何度か手を加えて大分やり易くなりました。
これでフレットのトップのアールを出します。
アールを出し終わった状態。
エンド部分も処理して手磨き、バフ掛け
調整
今回はロックナットも交換したりサドルの調整を行いました。
錆にも強いし、ほとんど減る事も無く、運指もとても滑らか。
サウンドは交換後は少し違和感がある場合もありますが、徐々に馴染んできます。
ギター、ベース等の修理は お気軽にご相談下さい。
お願いいたします。