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Epiphone Emperor – フレット交換

サウンドハウス

Epiphone Emperor

Repair of the Day

Epiphone Emperor

余り詳細は分かりませんが、70年代のエピフォン
ブルーラベルと呼ばれている個体ですが、Fホールの中のラベルは文字が見えませんでした。

フレット状態

40年位経過しているのでフレットはほとんど残っていませんでした。

かなりビビりが酷かったので、フレット交換します。

ネックジグにセット

ストラトやテレキャスターなどのデタッチャブルネックに比べ、セットネックやヘッド角のあるギターは、弦を張った時の状態と弦を外した時のネックの状態の差がかなりシビアです。

こちらが弦を外した時。

メモリを合わすために、かなりテンションを掛けました。

ネックジグ無しで指板を平にするのはもはや不可能。

メモリをゼロに合わせて、この状態でフレットを抜いて指板を平に整えます。

フレット抜き、指板調整

フレットを抜いていきます。
全てフレットを抜きました。
40年間でガタガタになった指板を綺麗に整えます。
指板のラジアスは14R。
指板が完全にフラットになりました。
続いてフレット溝。

指板を削ったのでフレットの溝を綺麗に削りなおしました。

バインディングがあるのでフレットのタングをカットして全ての溝にあうようにトリムし準備完了。

フレット打ち

ネックジグからおろしてフレットからフレットを打っていきます。

数回ハンマーで打ってから専用のプレスで挟み込みます。

クランプ出来るのも12フレット近辺まで。
ここから先のフレットは専用のプレス治具で挟み込みます。

すべてのフレットを打ち終わりました。

フレット研磨

一旦弦を張ってチェック。

ローフレットはほとんどビビりも無く、綺麗にそろっています。

ただし5フレット以上にガタガタがあるので研磨します。
やはりここだけネック材やボディに接していなく指板材のみなので、フレットを打った後で歪みが出てきました。

集中的に高さを揃えます。

フレットエンドを揃えて
フレットの頭を丸めていきます。
綺麗にラウンドが出ました。
フレットエンドも角を取ります。
ナットも新しく削り出しました。
フィンガリングのストレスが全く無くなりました。

全エリア、コードのボイシングが全く違く聞こえます。

指板やフレットは40年前のように新品に近くなりましたが、サウンドは40年を経た枯れたサウンド。

オールドのギターはフルオリジナルで使うべき?音が変わってしまう

などと聞かれる事が多いのですが、当然音は変わります。

死んでいたサスティンが伸びて、コード感が出るので鳴りが全く変わることもあります。

それを良しとするか、40年使い込んで弾きずらいフレットでサスティンも出ず音詰まりのあるサウンドをオールドの良さとするか?

自分の記憶にあるGIBSON レスポール 1959年製の実物は、1991年にとある楽器店で見た個体。

当時、400万円位だったです。

その当時で、30年前の1959年製レスポール。

いまや数千万円後半・・・

現在、2022年

30年前のギターは1992年製。

価値は同じになるか?って

30年後には間違い無く高騰していると思います。

アメリカでも一番最初に出たカスタムショップのレスポールは結構値上がりしていますね。

戦争の影響はそこかしこに出てきています。

真空管の高騰や、今まで出てこなかった個体がロシアから出てきてたり。

一旦中国に流して日本に入って来るのでしょうね。

どうなることやら・・・

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