Repair of the Day

G&L Tribute L2000

沖縄で活躍中のバンド ひぇあふぉうのベースボーカル たいらー君のベースリペア。

余りにリペア件数が多くて、リペア事例のブログを載せるのに写真を撮っていなかったり、保存ファイルを見落としていたり、編集前だったり・・・
これも随分前のリペアだったのですが忘れないうちに。

今回は開放弦や特定のフレットにビビりがある症状。
1弦はナット溝が低く、2弦は溝が広かったので交換しました。

牛骨素材のナットを削り出していきます。

少しずつ溝を削っていきます。

弦高が高すぎると1フレットを押さえた音程はシャープしてしまいます。
サドルの高さも調整しながら、オクターブも合わせて、弦振動がなるべく大きくなるよう、押弦時にビビりのないよう、何度も何度も調整。

フレットは部分的にすり合わせを行い研磨しました。

本当はキャビティ内のワイヤーも再配線したかったけど、これは次回に。
G&Lはとてもクオリティが高くしっかりとした作りなのですが、配線系はどれもこんな感じです・・・


メーカーから出荷された状態から更に微調整を加えることによって、その楽器が持っているポテンシャルを最大限引き出す事が出来ますよ。
ベース、等の修理は お気軽にご相談下さい。
お願いいたします。
