GIBSON SG Special
Guitar Repair of the Day
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2022/10/IMG_2238.jpg)
GIBSON SG Special – Replacing Nut
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2022/10/IMG_2239.jpg)
2016年に発売されたギブソンのSG。
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2022/10/IMG_2240.jpg)
カラーはラッカー仕様のサテンエボニー。
ピックアップはミニ・ハムバッカーが搭載された個性的なモデル。
ナット状態
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2022/10/IMG_2246.jpg)
ビビり音が酷くなったのでナットを交換いたしました。
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2022/10/IMG_2247.jpg)
ナットを横から見ると弦とナットの溝に隙間があるのが分かります。
弦を弾いて振動する度に、この部分から音が聞こえると思います。
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2022/10/IMG_2248.jpg)
ナットを上から見ると、赤丸の部分 上側の部分の隙間も大きくなっています。
ナット交換
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2022/10/IMG_2250.jpg)
ナットを外してみると樹脂素材の物でした。
今回は牛骨製に交換します。
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2022/10/IMG_2251.jpg)
ナットスロットの幅に合わせてフィッティングしてみると、下に隙間が見えます。
反対側にライトを当てると、良く分かりますね。
ナットの底面が平でない場合や、スロットの溝がデコボコな場合、綺麗にフィットしていません。
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2022/10/IMG_2252.jpg)
スロットの底面を綺麗にチゼルで整え、ナット底面も水平に。
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2022/10/IMG_2253.jpg)
ぴったり底面が合うと、全く光が入らなく、隙間が無くなりました。
溝切り出し
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2022/10/IMG_2254.jpg)
スロープを付けて弦の溝を切っていきます。
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2022/10/IMG_2255.jpg)
溝を切って、コンパウンドを掛けて完了。
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2022/10/IMG_2256.jpg)
使用する弦の太さに合わせて溝を切るので、隙間が全くなくなりました。
![](https://spreadsound.com/repair/wp-content/uploads/2022/10/IMG_2257.jpg)
ギター、ベース等の修理は お気軽にご相談下さい。
お願いいたします。