Fender Japan ST72
Repair of the Day
Fender Japan ST72
ラージヘッドが特徴の70年代モデル。
最近は特に中古ギターの値段が上がっています。
大手のギターメーカーはウッドショックが始まるや否や、住宅木材では使われないギター資材を買い占めた、と言われており、今後10年のギターの価格を完全にコントロールすると思われます。
よってアメリカのバイヤーの中で中古ギターの買占めが始まり、程度の良い日本製が人気になってきている、という事です。
うちの店でも中古ギターを買い取り、リペア、メンテして店頭に出しています。
いつも金曜日に店頭に出すので週末には即アメリカ人が買い漁っていきます。
ジャパンヴィンテージだけどボロボロ、修理が必要で値段がつかない個体も買い取ります。
詳細はお問い合わせ下さい。
ナットの状態
そんなジャパンヴィンテージなストラト。
中古で入手したそうですが、ナットにビビりがありました。
2弦、3弦が特に低く、1フレットにあたってミンミン言ってます。
ナット交換
新品の牛骨ナットへ交換します。
なんかここにあて木をして接着剤でガチガチに止まってました。
一旦綺麗に接着剤を取り除きます。
底面にアールをつけてスロットへフィッティング。
何度か修正して隙間が無いように裏からライトを当ててチェックします。
ナット削り出し
溝を掘ってアールをつけます。
一旦セットして
トラスロッド調整
ナットの溝を掘る前にネックの状態もチェック。
少し順反りですね。
ヘッド側に調整ナットがあるので動かします。
かなりストレートになりました。
サドルも指板のアールに合わせてラウンドさせます。
これが真っ平なままだとビビりっぱなし。
ボディとフレットも軽く磨き完了。
ギター、ベース等の修理は お気軽にご相談下さい。
お願いいたします。