Guitar Repair of the Day
Fujigen Neo Classic NCJG
フジゲンのジャガー。
グレッチのFilter’Tronのようなピックアップが搭載されたモデルでした。
ポットにガリがあったので交換、全体調整を行いました。
ポットのガリに関しては、国産ポットが悪いわけでもCTSが良いわけでもないと思います。
使用頻度、保管状態、気候によってそれぞれコンディションが変化します。
一番触る機会の多い手元のボリューム。
接点復活材などで応急処置しているケースも多々見られますが、あれは原因解決にはなりません(今回は違いますが)。
ガリにストレスを感じる位なら即交換しましょう。
プラグをさすジャック部分も、ガリが出る度に接点復活剤を吹き付ける人もいるようです。
中には何かトラブルがあればWD-40を吹き付ければ解決するだろうと間違った認識をしている人も多く、リペアを受けてギターの中を開けてみると、ベッタベタな状態のギターがかなりあります・・・
くれぐれもWD-40は、ギターに吹きかけないで下さい^^
良くなることはないですから。
今回はCTS製のポット、スイッチクラフト製のジャックへ交換。
ピックアップキャビティ内はドータイトでノイズ処理されていました。
新たにアース線をドータイト部分に落とします。
ラグ板にて固定し、上から新たにドータイトを塗布。
テスターで導通を確認し、電位差もチェックします。
ワイアリングはシンプルに!!
フレットも少し曇っていますね。
軽く研磨。
作業完了。
バリっと張りのあるサウンドでした。