Fender Japan Telecaster
Guitar Repair of the Day
Fender Japan Telecaster – Refret
フェンダージャパンのテレキャスターです。
90年代製でかなり鳴りの良い個体でした。
ブリッジはMASTERY BRIDGEに交換されていました。
フレット状態
フレットは30年位弾いていたので大分低くなっていました。
デコボコもかなり多いです。
フレット抜き
ネックジグにセットしてフレットを抜いていきます。
塗装が乗っているのでデザインナイフでカットして丁寧に抜いていきます。
指板にダメージも無く抜き終わりました。
指板の状態ですが、歪んでも無く、かなりストレートな状態です。
指板調整
それでも基準を出すため、サンディングブロックで削っていきます。
指板のアールも出して、フレットの溝も揃えました。
指板着色
メイプル指板なので最後にクリア塗装するのですが、一旦少しだけ着色します。
フレット準備
今回はステンレス製に交換。
7.25のアールなのでベンダーで丸みをつけていきます。
これで打ち込みセット完了。
ハンマーで軽く叩いて入れた後、プレスで挟み込みます。
フレット打ち込み
均一に打ち込んでいくには、このフレットプレスを用いる事で一定に早く打ち込めます。
プレスを2個使って
ハイフレットはクランプで
全て打ち込み終わりました。
ナット交換
フレットサイドをカットして、この時点でナットを製作します。
ナットのスロットにピッタリと納めます。
フレットすり合わせ
ギターを再度ネックジグにセットしてすり合わせ。
サイドも整え、この後クリアを吹きます。
指板塗装
ちょっとだけ染料で色付けしてガンで吹きました。
弦を張り、ナットをセット。
ステンレスフレットは、交換して直ぐと、少し経ってからとでサウンドが少し変わります。
キラキラ感が落ち着いてくる感じですね。
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