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Fender Japan ST54-LS – フレット交換

Guitar Repair of the Day

Fender Japan ST54-LS

レースセンサーピックアップにミッドブーストのついた`54モデル。

20年以上前のモデルなのでフレットもガタガタ、ネックも反りがあり、
ポットもガリがあったのでフレット打ち直し、ナット交換、全体調整を行いました。

フレットを丁寧に抜いていきます。

フレットを全て抜き終わり、指板のラジアスに合わせて軽く研磨して
指板のガタガタを調整します。

今回の交換フレットは、Stumacの148 を使用。
交換前の純正フレットより若干高さ、横幅のあるフレットです。

予め指板のアールに合わせてフレットを曲げておき、指板の横幅に合わせて
22フレット分カットします。

ネックの裏の形状に合わせ、プレスタイプのものや、締めるタイプのものを使い
フレットを打って(プレス)していきます。

最終的に浮きが無いかをチェックして、ハンマーで修正。

フレットのサイドを専用のヤスリで角度を付けて削ります。

綺麗に角度のついたフレットサイド。

但し、この状態ではまだまだ角があるので、一つ一つヤスリで丸みをつけていきます。

とりあえず全てのフレットを、この位まで丸みをつけて、一旦塗装へ。

メイプル指板面は余り新品ぽくならず、若干レリック気味な塗装にしました。

指板の傷や垢の跡を、あーだこーだ細工して、サンディングシーラーもトップのラッカーも
薄く、軽めに吹きました。

この後、数週間 乾燥、研磨・・・

乾燥・研磨の終わったネックをボディに組み込み、ネックジグを使いフラットなフレット面を出します。

ネックの曲がりを想像・計算しながらフレットを打っていくのですが、弦を張ってしばらく経つと、どうしても反りが出てきます。

落ち着いてくるまで何度もトラスロッドの修正をし最終的にネックジグ上にてフレット面をストレートに研磨します。

ナットも仮製作。

フレットの研磨も終わり、ナットの溝を決めていきます。

フレットを全て研磨、ポリッシュします。

ゴールドのレースセンサー、ミッドブースト。

ボリュームポットだけガリが酷いので交換しました。

電池スナップも新品に交換。

ジャックは国産のボックスタイプの物でした。

ここもガリがあるので、スイッチクラフトのステレオジャックへ交換。

プラグを挿すと、9V電池のグラウンドと繋がり、プリアンプに電気が通ります。
挿しっぱなしだと電池が無くなりますね。

若干フローティング気味にトレモロをセッティングし完了。

基地のお客さんがリサイクルストアでこのストラトを見つけ、本国に持ち帰る前に完全にリペアしたい との依頼でした。

コードを弾いた時のバランスの良さに感動して帰られました。
Fender Japanの個体はアメリカ人のお客さんに本当に人気があります。

フレットの打ち直し、ネックジグにより擦り合わせのお問い合わせは こちら からお願いします。

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