Guitar Repair of the Day
Teisco K-3L – 0Fret
国産ビザールギターの代名詞 テスコの3PU仕様。
60年代に作られたこの独創的なデザイン。
現在では個体も少なく、中々良いコンディションの物は少ないですね。
今回はワイヤリングをウェスタンエレクトリックに交換、0フレットとナットを交換しました。
その前にペグも。
もう少し精度の良い物に変えたいとの事なのですが、4対2の仕様は・・・
なので、右用と左用を使って交換しました。
なんとかサイズも収まり取付完了。
続いてコントロール部。
3シングルをミニスイッチにて切り替え。
一つはローカットみたいです。
中を開けて見ると、違う意味でビザール感満載です。
全て交換します。
弦アースの線もWestern Electricにて。
POTはBurns製、ジャックはスイッチクラフト製、ワイヤーはウェスタンエレクトリック製に交換。
ミニスイッチへの配線もやり直し、ローカットのコンデンサーも交換しました。
サウンドも抜けが全然変わりました。
ポットは可変抵抗器と呼ばれる抵抗です。
この場合は0オームから250Kオームへ変化するわけですが、古い物で劣化している場合、この上がり方が不安定だったりガリがあったりします。
新品の楽器は、設計通りの正しい数値で電流が流れています。
各パーツの劣化が進むと、抵抗が生じたり、ノイズが乗ったり。
古いギターのサウンド = オールドのサウンド
と捉える人もいますが、使う人それぞれがストレス無く弾いて奏でられる音がベストです。
60年代当時は、当時発売された新品のギターを使用していた訳で、
50年経過した現在にそれらの機材を用いても、当時の音にはならないのはその為です。
続いてナットと0フレット。
0フレット仕様のギターの場合、ナットはあくまで弦落ちを防ぐ為のもの。
0フレットも減っていて、ナットの溝も広がっているので、ビビりが酷いです。
今回はステンレスフレットを使用して交換します。
0フレット部分に打ち込み専用プレスで挟み込みます。
続いてナット部。
底面を綺麗にしてから
今回はデルリン素材で仕上げました。
牛骨より見た目がビザール感がありますね。
弦を張って完了。
コードのバランスも良くなり、サウンドも独特なミドルが気持ちよかったです。
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