Guitar Repair of the Day
Fender American Deluxe ST
2011年発売のフェンダーアメスタ。
HSS配置のノイズレスN3、LSRローラーナット、S1スイッチを搭載したてんこ盛りなストラト。
「S1スイッチとスーパースイッチの組み合わせで10種類ものサウンドを選択出来ます」とのキャッチコピーに惹かれがちですが、内部のワイヤリングを見るととんでもないタコ足配線！！
ピックアップからの信号線がギターのアウトプットジャックまでの間に接点が多いと抵抗ロスが多くなり抜けが悪くなります。
通常音量調整や音色調整の為に最低限ポット（可変抵抗）、PUセレクターを挟む事になるのですが、内部のワイヤーも距離が増えれば増えるほど抵抗が増えますね。
実際S1スイッチは多彩な音色で便利なのですが、暫く使っていると意外に使うポジションが限られてくるようです。
S1の配線から通常の5点スイッチに変更すると配線がこれだけダウンサイジングされます。
変更後はピッキングのレスポンスの違いを驚くほど感じられますよ。
同時に全体のセッティングとフレット磨きを行いました。
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