GRECO SA-800
Guitar Repair of the Day
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GRECO SA-800 1978
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グレコの78年製セミアコ。
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本家ES-345より丁寧に作られている質感。
ジャパンヴィンテージと呼ばれるこの年代のギターですが、諸々交換が必要です。
フレット状態
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ネックの状態は少し順反り。
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フレットは全体的にかなり低く、ところどころ浮いています。
フレット抜き
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今回はフレット、ナットを交換します。
いつものようにネックジグにセット。
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すり減ったフレットを抜きます。
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指板の欠けも無く綺麗にフレットが抜けました。
指板調整
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最初にデコボコになっている指板を、紙ヤスリを巻いたストレートブロックで均していきます。
ネックジグにセットすると、弦を張ったテンションと同じ状態のまま、指板をストレートに削ることが出来ます。
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綺麗にストレートになりました。
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溝を修正してフレットを打っていきます。
指板の欠けを埋めてから、溝を切りなおします。
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指板修正後。
指板のラジアスも揃っています。
フレット準備
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今回使用するのは三晃のフレット。
ラジアスに合わせて角度を付けます。
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バインディングがあるのでフレットの端をタングカッターで加工。
フレット打ち込み
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ハンマーで打ち込んだ後、フレットプレスで押し込んでいきます。
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ハイフレットはこのようなプレスを使用。
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全て打ち終わりました。
フレットすり合わせ
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正確に指板のストレートを出してフレットを打っても、フレットの上面の高さはデコボコが生まれます。
ここからはフレットのすり合わせ。
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上面のデコボコを削り、ラウンドを付けます。
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ヤスリ、コンパウンドで磨いて完了。
ナット交換
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続いてナット。
フレットを交換して高さが上がったので、必ずナットの交換も必要になります。
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ナットのスロットに隙間なくぴったり合わせて
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ヘッド角に合わせて傾斜を付けます。
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溝を切って弦を張って深さを調整。
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デコボコで弾きずらかった指板も生まれ変わりました。
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