Fender Japan Traditional 50s Telecaster
Guitar Repair of the Day

Fender Japan Traditional 50s Telecaster

フェンダージャパンの50年代スタイルのテレキャスター。

アッシュの木目が綺麗ですね。
フレット状態

長期間使用していて徐々にフレットが減ってしまった場合は、全体をすり合わせする事で再びガタツキの無いバランスの取れたフレットになります。
但し新品の状態から比べると高さは若干低くなります。

今回のケースはすり減ってしまったのでは無く、ギターを倒してしまってネック・フレット面をぶつけてしまった場合です。
ぶつけた際に弦がフレットを押しつぶし、かなり深い溝が出来ていました。
傷のついたフレットと前後のフレットに段差があるので音詰まりが酷くまとも弾けない状態です。
但しすり合わせで対応した場合フレット全体の高さがかなり低くなってしまいます。
こういうケースは傷のついたフレットのみを抜いて新しいフレットを打ち直す事で修理可能です。
フレット抜き

今回はぶつかって一番傷の深いフレットと前後2本、合計3本を交換します。

3本を丁寧に抜きます。
フレット準備

なるべく太さ、高さの近いフレットを選択。

ヴィンテージの指板ラジアスに合わせてフレットを曲げます。
フレット打ち込み

均一にフレットをプレスする為、このような器具で挟み込みます。



角をトリムしトップを研磨、磨き上げ完了。
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