YAMAHA SF700
Guitar Repair of the Day

YAMAHA SF700

1978年発売のヤマハSF700。
30年経っていますが外観は素晴らしいコンディションでした。
フレット状態

フレットはかなり低くなっていたので交換依頼でした。

ほぼ指板と同じ高さの場所もありました。
フレット抜き

ネック冶具にかけて指板の状態を確認します。

まずフレットを抜いていきましょう。

結構スムーズに抜けました。
指板研磨

ネックも反りがほとんど無く、リフレットの際の指板研磨も少なく済みました。

ローフレット側が若干高かったのでそこを中心に研磨

チョークでマーキングしながら削っていきます。

何十年も弾いていなかったギターのフレット交換の際に、指板のアールの形状を前よりフラットにする事も可能です。
今回は12インチに変更。
レスポールと同じ位のアールです。
フレット準備

アールが決まったらフレットを曲げていきます。
ラジアス値12よりも若干きつめに曲げます。

24フレット分切断完了。
打ち込んでいきます。
フレット打ち

綺麗に調整した指板にフレットをプレスすると、スーッと入っていきます。

セットネックのエンド部分はプレスが挟み込めないので、写真のようなハンドプレス機で入れていきます。

全て入れ終わった状態。
フレットすり合わせ

フレットを交換しただけのフレットは、フレット上面の高さが揃っていないので研磨します。

研磨、コンパウンドを行い完了。
ナット交換

新しいフレットは前より高さがあるので、ナットもフレットの高さに合わせ新調します。

ナットスロットにぴったり合うように加工します。

今回は牛骨ナットへ交換しました。
ポット交換

ポットはオリジナルの状態で、30年経つとガリが多かったり回らない物も。

バーンズ製のポットへ交換しました。



フレット交換の際にフレットの太さや高さを変更可能です。
店頭に沢山のサンプルがありますので現物を見ながらお決め頂けます。
ステンレスフレットへ変更される方も多くなっていますね。
ギターやベースのフレット交換、ナット交換 は是非ご相談下さい。
ギター、ベース等の修理は お気軽にご相談下さい。
お願いいたします。