Washburn N-4 padauk
Repair of the Day

Washburn N-4 padauk

ウォッシュバーンのヌーノモデル。

ボディ材にパドゥクを使用したモデルで、マホガニーやアルダーとも違うザクっとした音色。
粘りはあるけど粒立ちが良い感じ。
フレットすり合わせ

ハイフレットがスキャロップ加工されておりました。
メイプルと違いエボニーをスキャロップ加工した場合、環境にもよりますが、かなり縮みが生じる事も。

こちらの症状の場合、スキャロップ加工されているフレットのみガタガタで、すり合わせが必要でした。

弦を張ったまま、フレットバーで研磨。
念のため9フレット以降を削りました。

すり合わせ後はこんな感じ。
削ってフレットのトップが平になっています。
デコボコも無くなって水平になったのですが、フレットに角があるので丸く加工していきます。

1本ずつ角を落としていきます。
ノイズ処理

ピックアップはヌーノモデル同じみ、ブリッジにビルローレンスのL-500、ネックにはダンカンの’59 SH-1。
ただ、結構ノイズが目立ちます。

ピックアップキャビティ、コントロール内にもドータイトを塗布していきます。

何度か塗って導通を確認。

最終的に1点アースにまとめボディに落とします。
この時必ずボディとアースラグを再度ドータイトを塗り導通させます。

コントロールカバーの裏はアルミで覆い、ドータイト部と接地させます。
これでかなりノイズはなくなりました。
フレット研磨

先ほどすり合わせをしたフレットを研磨、バフ掛けします。

表面にコンパウンドを塗って完成。
めっちゃスムーズに運指出来ます。

弦を張って細部を調整し完了。

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