YAMAHA Pacifica
Repair of the Day

YAMAHA Pacifica PAC612V

エントリーモデルながら上位機種と変わらないパーツセレクト
ペグはロックチューナー

ピックアップはダンカン製
ブリッジはウィルキンソン製
ネック状態

全体調整を兼ねてチェック
ネックは少し順反り気味

トラスロッドカバーを外し調整

ほぼ真っすぐになりました
フレット状態

ところどころ音が詰まるとの事でフレットの状態をチェック

かなり浮いているフレットがありました
プレスしながら様子みます
フレットすり合わせ

ハイフレットはかなりガタガタだったので、全体的にすり合わせしました

フレットエンドがかなり浮いています

すり合わせ後、角に丸みをつけます

フレット全体の高さが揃い丸みもついて完了
フレット研磨、全体調整

フレットエンドの引っ掛かりを削り、ポリッシュ、バフ掛けして完了

新品のギターは調整をされて出荷されているのですが、出来たばかりのギターは狂いやすいです
特に沖縄の湿度環境の場合、購入後にネックが動く事が多くフレットが浮く事も

弦を張ってチェックしていますが、少し1、2弦に鳴きが
テンションピン調整

ペグがロックチューナーの為、弦を余り巻かずにロックできます
その分ペグのポストのかなり高い位置で固定されるので、ナットにテンションが掛からずビビりが
1、2弦のテンションピンを削り低くし、テンションが掛かるようにしました

他の弦に比べると少し角度がついているのが分かります

これで詰まりのストレスも無く、快適になりました
ギター、ベース等の修理は お気軽にご相談下さい。
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