ARANJUEZ 720
Repair of the Day

ARANJUEZ 720

クラシックギター アランフェスの720です。

桜井正毅氏監修・河野ギター製作所で作られた1本。

表板はイングルマンスプルース、裏と横板はインディアン・ローズウッド、ネックはマホガニー、指板はエボニー。立ち上がりの早いサウンドでした。

購入時から若干サドルが高かったので下げたいとの依頼。

かなり余裕のある高さですね。

弦高が高くサドルを削る場合、底面を削るのと同時に、弦に当たる上面の仕上げも重要です。
1弦側と6弦側のバランスをみたり、巻き弦を弾いた時の立ち上がり方とサスティンのバランスを考えて角度を付けていきます。

調整後

大分低くなりました。

弦高は最終的には6弦側で6mmから4mmほどになりました。

クラッシックギターもアコースティックギターも弦高が低いほうが弾きやすいのですが、弦振動幅が狭くなるのでボディの鳴りは小さくサスティンも短くなります。
自分のスタイルとお持ちの楽器の鳴りとのバランスはそれぞれ違うので、弦高の高すぎるギターは違いを確認する為にも徐々に下げていくのもいいかもしれません。
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