Martin DC-16OGTE
Repair of the Day
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Martin DC-16OGTE – Nut Replacement
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マーチンのアコースティックギター DC-16OGTE。
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プリアンプシステム Roland AP-1が搭載されていました。
カッタウェイが入っており立ち上がりの早いサウンドなのでリードにもよさそうです。
ナット鳴き
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今回は1,2,3弦のビビりが多いのでナットを交換しました。
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ナットを上面から見たら
余り隙間は目立ちませんが
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指板側を拡大すると
かなり隙間があるのが分かります。
弦のゲージを変えた場合も出荷時よりも細くなる場合は隙間が出来ます。
ここから徐々に広がっていきますよ。
ナット交換
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ナットは消耗品。
今回は牛骨製のナットで作り直します。
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ナットのスロットに合わせてジャストで収まるように調整します。
この状態で動かない位ピッタリフィットさせます。
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その後ラウンドを付けて弦の溝を切ります。
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弦を張って、太さに合わせて溝穴を調整。
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ビビらず、また押さえた時にピッチがぴったり合うように調整します。
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この個体、とてもカラッとして鳴りが良かったです。
ギター、ベース等の修理は お気軽にご相談下さい。
お願いいたします。