Bass Repair of the Day
アーニーボール ミュージックマン スティングレイ 20th Anniversary Stingray
ミュージックマン スティングレイ。
20年程前のアニバーサーリーモデル。
これぞスティングレイというトレードマークなサウンドなのですが、もう少しプリアンプのニュアンスを無くしてオールラウンドに使えるようにと、ピックアップの交換の依頼でした。
今回はアクティブからパッシブに戻し、2Vでシングルとシリーズをブレンド出来るように配線します。
交換するピックアップは Kent Armstrong製のハムタイプ。
スティングレイタイプを選べばポン付け出来る、とはいかず。
元の穴(ピックガード)が少し小さく入りませんでした。
実際はセルロイドのピックガードが痩せて縮まったと思うのですが、何故かブリッジ側だけ。
ヤスリで削るのもいいですが、ここはサクッとトリマーで。
このBOSCHの海外版のトリマーはスピード調節のダイヤルがとても便利です。
トリマーベースもハンドルの大きいタイプで安定して掘削出来ます。
綺麗に収まりました。
今回の配線は、アクティブからパッシブへ。
ポットを全て入れ替えます。
直列ハムの時はスティングレイっぽいパンチのある音。
2個のボリュームのうち1個を絞るとPUの片側の出力が落ちてシングルっぽいサウンドになります。
ミニスイッチでいきなり切り替わるより微妙なニュアンスでサウンド作りが出来ます。
2V1T
残りのポットの穴にアウトジャックを取り付けました。
元々のジャックはゴミが入らないように塞いであります。