Morris G-61
Repair of the Day
Morris G-61
モーリスのアコースティックギター
全体の状態
たぶん、樹脂製のナット
低くなって1フレットに当たっていますね。
ナットは使っていくうちに弦が行き来するので必ず削れてきます。
どの素材が一番削れないですか?という質問も多く頂きますが、長期に渡って持ちが良いというより、削れてきたら交換するのが良いでしょう。
平均的には牛骨の持ちが長い気がしますね。
ナット製作
先ずはサイズに合わせてノコギリで切断。
次にナットのスロットに合うように幅を合わせていきます。
何度かフィッティングをして、溝も掘ります。
ナットセット
軽く切込みを入れてギターにセット。
弦を張って溝の最終調整。
弦を張って高さを合わせます。
サドル調整
サドルも少し高かったので調整。
エレキもアコギも、セットアップが変わると弦振動が変わるので、鳴りが全然変わってきます。
このセットアップのチェックポイントは
・ナット
・サドル
・ネックの水平
この3点で確実に変わってきます。
どこか1点、ずれていたりバランスが悪いだけで鳴りが違いますよ。
ギター、ベース等の修理は お気軽にご相談下さい。
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