沖縄県北谷町にてギター アンプ AMP修理 ワウ 改造・修理・リペア・モディファイ 中古楽器 オーダーケーブル ギターシールド パッチケーブル スピーカーケーブル Amp Guitar Repair Okinawa 沖縄

Ovation Celebrity CE44P – トップ膨らみ、サドル下げ

サウンドハウス

Ovation Celebrity CE44P

Repair of the Day

Ovation Celebrity CE44P

オベーション

結構沖縄で使用している人は多いのだと思います。

当店に持ち込まれるOvationだけで年間、かなりの量になります。

しかも買ってからすぐに持ち込まれるケースが非常に多いです。

でもオベーションって6か月まで保証ありませんでしたっけ?

販売店、代理店で断られたケースも多いです。

どうなっているんでしょうか?

弦高

持ち込まれた時点で弦高は約3.8mm位。

ボディトップはかなり変形しています。
こちらから見るとかなり膨らんでいます。

これまだ買って数か月です。

販売店に持っていくと「沖縄だからしょうがないですね」と言われることもあるそうです。

本当に沖縄だとこんなになってしまうのでしょうか?

沖縄だから = 湿度が高いから

ではない事を販売店も製造メーカーも認識して欲しいですが難しいでしょうね。

当店では温度・湿度・ギターの状態のデータを15年間毎日計測しています。

店内に置いてあるギターで湿度による影響でリペアが必要になったギターは今まで1本もありませんでした。勿論湿度管理を徹底しているので前提が違いますが。

ではそのベストな保管の環境とはなんですか?

とよく聞かれます。 まずは湿度計を買ってそれぞれの保管場所の季節毎のデータを取ってみて下さい。1年間計測すると ”何か” が見えてきます。

湿度が高い日(時間帯)と湿度が低い日(時間帯)の差が多い時ほど、ギターに狂いが生じます。

これをなくすには部屋の湿度を一定にすること。これにつきます。

湿度が高く(70%位)下げようがない環境の方ほど、クーラーなどで高低差をつけてしまいがち。

ネックもかなり順反りでした。

サドル下げ

実はもうトラスロッドを締めてみたようで、全く余裕がなかったです。

トラスロッドを締めきってもまだ順反りなので、今回はサドルを削って対応しました。

サドルもあまり余裕がないですね。

オベーションはこのようなピエゾのシステムでサドルの底面が接点となっています。

下は削らずに弦の接地面を削っていきます。

オクターブは合わせたまま。

完了

6弦側はかなりギリギリでした。
これで弦高は約2.5mm位。

全然弾きやすくなりましが、これ買って数か月。

これからネックがまた反ったり、スポルテッドメイプルのトップが歪んだら、もう余裕が無いですね。

指板も少しだけ縮んでエッジが出っ張っていました。

これは乾燥した場所に置いた現象です。

湿気が多い多いとはいえ、木材が収縮しているのは湿度が低い時に縮んだということ。

一方湿度が高い時は水分を含んで膨張します。

これを繰り返すと、捻じれたり歪んだり、ブリッジが剥がれたりブレーシングが浮いたり。

今年は異常気象が続いています。

アコギの修理依頼もかつて無い多さです。

くれぐれも一定の温度・湿度環境で保管してみて下さい。

ギター、ベース等の修理は お気軽にご相談下さい。

メールでのお問い合わせは こちら から

お願いいたします。

サウンドハウス
NO IMAGE

SPREAD SOUND スプレッドサウンド

PU交換、フレット ナット交換、塗装、アンプ修理、オーバーホール、真空管交換 、ケーブル製作 ギターシールド パッチケーブル 、オーディオ スピーカー ケーブルオーダー 、ワウ 改造・修理・リペア・モディファイ、音響機器修理、楽器委託販売しております!!

CTR IMG