Guitar Repair of the Day
Cooder by Takamine TCP-400TBS
フレット交換
4フレットのみが極端に低くなってしまい、ビビリが酷いという症状。
前後を削るより1本だけ打ち直して高さを合わせます。
前後に比べ 4フレットだけ低いです。
慎重に抜いた後
溝を掃除します。
この時、溝の深さも図りながら、均一になるように調整します。
交換するフレットは、抜いたフレットと比べながら、近似値の物をチョイス。
Stumacのフレットから、ほぼ同じサイズの物がありました。
このようにバインディングのついたネックにフレットを打ちこむ時は、専用のニッパーでタング(打ち込む軸)をカットします。
指板のアールは10でしたが、バインディングがあるので9.5のインサートで打ち込みます。
フレットを打ちこむと表現しながら、最近はフレットプレスで挟み込んで作業する事が多いです(笑)
修正の為にハンマーも使用しますがプレスを使い始めてからは出番が少なくなりました。
こうして弦を外さずに緩めただけで作業出来るのも、プレスの便利なところ。
打ち終わった4フレット。
1フレットだけの交換の場合、交換したフレットが前後のフレットより高くなってしまうので、前後に合わせて少し低く調整します。
ローフレットが削れていたり凹んだ跡がある場合でも、1本から交換します。(4,000円~すり合わせ+調整込)
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