Takamine NPT-012
Repair of the Day
Takamine NPT-012
タカミネのアコースティックギター
長渕剛さんのモデルとして有名なジャンボタイプのギター。
ネック状態
弦高がかなり高く弾きづらい、との事でお預かりしました。
弦高をチェックすると、ネックが少し順反りですね。
トラスロッドを回して(締めて)ネックをストレートにします。
少しだけ隙間がありますが、これが限界。
ボディ膨らみ
ボディトップに膨らみがあります。
ブリッジ付近が膨らんでいて、ストレート定規を置くとバインディング付近に隙間が見えます。
ボディエンドをクランプして様子を見ます。
1週間位置きましたが、ほんの少しだけ下がりました。
フレットすり合わせ
指板の状態ですが、フレットの浮きが所々にあり、レベルがバラバラでビビりが生じています。
特にハイフレット側のデコボコが大きいのですり合わせをしました。
ハイフレットはかなり削りました。
フレット研磨
デコボコだったフレットトップの高さが揃いましたが、平になっているので三角ファイルで丸めます。
スチールウールまで終えた状態。
指板も一皮剥くように汚れや傷を落としました。
コンパウンドで磨いた状態。
最終調整
弦を張って再度トラスロッドを調整しました。
弦高も12フレット付近で2.5mm位。
持ち込まれた当初よりかなり弦高は低くなり、ビビりもなく良い状態。
フレットのレベルが合うとコード感が出て綺麗なボイシングになります。
ギター、ベース等の修理は お気軽にご相談下さい。
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