Guitar Repair of the Day
YAMAHA LL6
ヤマハのアコースティックギターLL6。
様々な価格帯で発売されているLシリーズ。
こちらはエントリーモデルながら、ジャンボボディで鳴りの良いタイプ。
部分的にフレットが削れており、打痕の大きいフレットのみを交換しました。
弾きこんで削れたというより、倒して凹んでしまったのかもしれません。
一番低くなっている部分は、ほぼ指板と同じ高さにまで下がっています。
これでは音が出ませんね。
通常は全フレットを交換するのですが、今回は7フレットのみ交換。
ダメージのあるフレットを抜きます。
フレットスロットを掃除、調整して
タングカッターでフレットの両端をカットし、打ち込む準備をします。
7フレット分を打ち込んだ状態。
飛び出たフレットの端を削ります。
ここからはフレット研磨にて高さ調整。
ネックジグにセットして、全体のフレットの高さを合わせます。
交換したフレットと元のフレットの高さを合わせる為に研磨。
上面を削った後、専用のファイルで丸みを付けるために調整します。
研磨後、ポリッシュ、バフ掛けを終わった状態。
指板にオイルを染み込ませ完了。
綺麗に新品のようになりました。
フレットサイドも引っかからないように綺麗に処理。
続いてナット。
フレットが低いまま使用し続けたので、ナットも削れて低くなっていました。
交換します。
ぴったりスロットに合わせて
溝を調整
高さを合わせていきます。
サドルも少し調整して完了。
フレットが減っている場合は基本的には全て交換なのですが、極端に一部のみ削れている場合は、部分交換も可能です。
フレットの交換、すり合わせ、メンテナンス、修理、メンテナンス、調整、等はご相談下さい。
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