Guitar Repair of the Day
TOKAI Cat’s Eyes CE-300
東海のアコギ CE-300。
長い事使用してなかったギターを娘さんに譲ろうとしたけど、落としてしまったようです。
同時にペグもボロボロでネックも反って弦も錆びていて・・・
ボディの割れ修復と同時にクリーニング、セットアップしました。
こんな感じで落とした部分が盛り上がって浮いています。
割れた破片は乗っているだけ。
割れた部分にスチームを加えながら圧を加えて歪みが無くなるまでクランプします。
何度かクランプを外しながら、スチーム、クランプの繰り返し。
徐々にトップが下がってきて段差が目立たないレベルに。
破片を取り除きました。
その後タッチアップ塗装をしながらトップを少しづつ盛っていって段差をなくしていきます。
大分フラットになってきました。
横からみても段差はありません。
バインディングも割れて盛り上がっていたのですが、フラットに。
軽く着色塗装をして、違和感のないように。
ヘッド面もバフ掛けして磨いてからペグを交換しました。
ペグ交換、ネック調整、指板フレットクリーニング、ナット・サドル調整、弦交換で完了。
裏板は軽く全面を塗装しバフ掛け。
よく頂く質問で
「使わなくなってボロボロになったギターを直すのと新しく買うのとどちらがいいですか?」
沖縄だったら、新品のギターを買うより、30年以上前のギターを徹底的にオーバーホールするほうが鳴りもいいし、コンディションが安定している事があります。
どれも状態によるのですが、高い新品を買っても湿度管理がうまくできず3日でネックが捻じれたケースもあります。
譲り受けるお子さんは新品の綺麗なギターのほうが喜ぶと思いますが、長年使ってきたギター引き継いでくれると嬉しいですよね。
どんな状態のギターも修理しますよ!!
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宜しくお願いいたします。