ESP Viper VP SL-7
Repair of the Day
ESP Viper VP SL-7
ESPの7弦ヴァイパー。
今回はリフィニッシュ(リペイント)の依頼。
塗装状態
現在はサテン仕上げのような薄い仕上げ、表面にオイルを塗った感じでした。
目が埋まっていないような感じで、隙間に何か白いものが埋まってます。
塗装剥がし
希望はギブソンSG系のチェリーレッド仕上げ。
全てのパーツを外してボディの表面をサンディングして剥がします。
木目の隙間に固まった油がこびり付いており剥がしにかなり時間が掛かりました。
目止め アニリンダイ
木地着色の際にアニリンダイという顔料を用いて目止めと一緒に塗り込んでいきます。
この後シーラー、着色、トップコートと層を重ねるのですが、チェリーの顔料が3Dのように各層に浮き出てくる感じになります。昔のギブソンの独特な仕上げはこのアニリンダイによるものみたいです。
失敗 やり直し
かなり時間を掛けてオイルフィニッシュの油分を取り除いたのですが、サンディング時でも目が埋まらずデコボコが出たので、一旦全てを剥がしてやり直し。
油分が残っていてシーラー後にデコボコしてきました。
一旦全部剥がします。
何度か工程を繰り返しようやく着色、トップコート。
まだ水研ぎ、バフ掛け前ですがいい感じのカラーですね。
サンディングシーラーの後にチェリーで着色しただけでは、この色味は出ないですね。
木地とサンディングシーラーの間にチェリーレッドの顔料が存在しているので、このような立体的なカラーリングになります。
バフ掛け
水研ぎ研磨、バフ掛けが終わった状態です。
パーツ取り付けの前に数日置いておきます。
パーツを基に戻し、ワイヤリングやり直しました。
これで完了でもいいですね。
ピックガード製作
今回はオリジナルなシェイプのピックガードを製作しました。
紙で大まかなガイドラインを作ってから、MDF板でテンプレートを作ります。
左のMDFテンプレートを基に、3プライの黒、アクリル、2種類作りました。
クリアバージョン
トラディショナルな黒バージョン
ギターやベースのリフィニッシュ、文字入れ、埋め込み、など各種 塗装を承っております。
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