Pioneer DJM-400
Repair of the Day

Pioneer DJM-400

パイオニアの2CHミキサー。
DJミキサーの基本仕様は1CHと2CHの音源を切り替える・混ぜる事。
2つ以上の曲を繋ぎ合わせてミックス出来ます。過去20年間で様々な進化を遂げてきたDJミキサー。
今ではデジタルでレコードやCDすら使わないのが当たり前に!!
でもまだまだアナログミキサーを使う方も多く修理依頼も多いです。
修理内容で多いのが、フェーダーのガリ・ノイズ、ポットやつまみのガリ・ノイズ、そしてヘッドフォンジャックの不良です。
壊れてしまうのは長年使用し続けた経年劣化がほとんど。
フェーダーの上げ下げを繰り返したり、ヘッドフォンの抜き差しを繰り返す事で接点が削れて行きます。
この状態で状況を悪くしてしまうのが、接点復活剤を吹き付ける事。
削れたヘッドフォンジャックの接点。
中に溜まった埃を除去しないまま接点復活剤を吹き付けると、埃や汚れが接点復活剤の油にくっついて更に接点に傷を付けます。
またRCAジャック部に大量に吹き付けられていたケースでは、多く吹きかけた油を除去しなかった為、RCAジャック部の基盤樹脂が腐食して割れる事も。
ガリが出たら絶対に接点復活剤は使わず、パーツを交換しましょう。
修理代が余計かかりますよ。

さてガリノイズの多いヘッドフォンジャック。
何度も抜き差しすれば接点は削れますよね。
新品のジャックへ交換します。

ヘッドフォンジャックはご覧のようにプラスティック製です。
現場などで腰位の位置にDJミキサーがあってヘッドフォンを横面に差し込むミキサーの場合、ブース内での移動の際に足や腰がヘッドフォンの根本(ジャック部)に当たる事も多く、ジャックが割れる事も多いです。
耐久性を求める方は、スイッチクラフト製などの鉄製のジャックに変える事も出来ます。

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