Taylor 114ce
Repair of the Day
Taylor 114ce
テイラーの人気モデル 114CE
なにやら悲惨な光景・・・
ボディ割れ
沖縄に赴任してギターが到着したら、こんなに無残な姿になっていたそうです。
かろうじて繋がっているように見えますが
実はバラバラな状態
一つ一つ接着していきます。
接着 補強
パズルのように一つ一つはめ込んで接着します。
TOP板の裏側にパッチを当てて補強
スプルースのパッチを裏側に接着し、表面からペグで巻き上げ固着。
接着 クランプ 接着
黄色のマスキングテープはブレーシングの位置。ブレーシングを避けてパッチを接着していきます。
バインディング部分の変形をクランプで押さえます。
接着点数が多いので1か所づつゆっくりと。
亀裂の延長を防ぐ為裏側からパッチの接着。
この穴が無かったら、かなり難しい接着でした。
いよいよその穴部分も塞ぎ、最後の接着へ。
パッチを接着し完了。
ようやく塞がりました。
表面を研磨して塗装に入ります。
塗装
かなり日焼け、亀裂跡、割れ目があるのでバースト気味に仕上げ。
最初は塗装無しで良いです との事だったのですが、少し着色して艶消しトップを吹きました。
割れ目は完全に埋めたので表面を触っても段差は全くありません。
強度も問題無く、立ち上がりの良いサウンドに戻りました。
ギター、ベース等の修理は お気軽にご相談下さい。
お願いいたします。
