Fender Japan Stratocaster

Repair of the Day

Fender Japan Stratocaster

80年代のフェンダージャパン製ストラトキャスター。
ボディカラーの退色で落ち着いたヴィンテージ風のレッドになっていました。
ピックアップ状態

数十年使用していなかったとの事で音が出なかった模様。

ピックガードを外しPUをそれぞれチェックしてみます。

ネック側の出力抵抗値は正常のようです。

ミドル側は値が出ていません。

ブリッジ側も出力無し。
ピックアップ交換

目視で断線部分は見つかりませんでしたが、今回は交換となりました。

交換するピックアップは、セイモアダンカン製 ヴィンテージタイプ。

ピックアップ交換と同時に、固まって回らなかったポット類を総入れ替えしました。

出力のあったネック側ともバランスが良かったです。
フレットすり合わせ

次はフレット部。
かなりデコボコがありビビりがありました。

弦を張った状態で演奏時と同じテンションを掛けて、高い部分をマーキング、研磨します。

ハイフレット部は少しネック起きがあり、デコボコが大きかったです。

フレットトップを丸め磨き上げました。
ナット交換

続いてナット。
溝が減りまくって弦が1フレットとぶつかっていました。

牛骨製のナットに交換します。

溝の深さを整え完了。
調整、完了

フレットのビビりもなくなりました。

数十年分のオーバーホールを行いセットアップ完了。
ギター、ベース等の修理は お気軽にご相談下さい。