Fender Twin Reverb
Repair of the Day

Fender Twin Reverb

Jensenのスピーカーユニットが搭載されたリイッシューモデル。
長らく使用してきたけど、時より音量が小さくなったり切れたりする症状。
真空管測定

先ず真空管測定器にて状態をチェックします。
使用するのはMaxi Matcherの真空管測定器。
赤いほうがパワー管用、青いほうがプリ管用です。

パワー管。1本がほとんど出力があがらない状態。

プリ管はグルーブチューブ製

こちらは全て標準的な値でした。
基板チェック

真空管のトラブルの場合、寿命で切れたり劣化する場合と、原因があって問題が起きる場合があります。
バイアスを揃え、4本に一定の電流を送って増幅させるのですが、出力管の手前の回路に異常がある場合、定格よりも多い電流が流れ負荷が蓄積する事もあります。
キャパシター測定

フィルターキャパシターを測定します。

少しキャパシタンスは上がっていますが、リークは少ないですね。

22uFはかなりESRにバラつきがありました。
念のため全て交換しました。
真空管交換

パワー管は4本同時に交換。
バイアスを揃えます。

すごく久しぶりに使うCompu-Bias
動作チェック

暫く通電させながら真空管を均し運転。
重くて爆音なTwin Reverb。
でもこれで無いと出ないクリスタルクリーンサウンド。
ツインリバーブはヘッドルームに余裕があるので、ゲインを上げて歪むギリギリの場所がベストサウンド。但し自宅では鳴らせませんね^^
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