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S.Yairi YD75N – アコギ 力木 ブレーシング浮き

Guitar Repair of the Day

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S.Yairi YD75N

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ヤイリのアコースティックギター YD75N。

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マーティン系のボディシェイプにマホガニーボディ。

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鳴りの良い明るいサウンドです。

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いつものこのサウンドが、弾いていて低音の鳴りが無くなったり変な異音が聞こえる事はありませんか?

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そんな時は裏板を支えている力木 – ブレーシングが外れているかもしれません。

裏板を手の指の関節などで軽くタップしてみて下さい。

ブレーシングの真上を叩き、接着がきちんとくっついていれば、高いピッチのサウンドになります。

もしブレーシングが浮いて裏板との間に隙間がある場合は、スネアを叩いた時のようなサウンド、またはカンカンと鳴っていたサウンドからベンベンと響かない音になります。

そうなったら内部をチェック。

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ブレーシングと裏板の間にスクレーパーを入れています。
普通のスクレーパーの厚みでは厚すぎるので、チェック用のスクレーパーはとても薄く削ってあります。

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こんな感じで異音のした箇所をチェックすると、スクレーパーがすっと入るほど浮きが確認出来ます。

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浮きのある個所に接着剤をつけて固着させます。

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表板、裏板側からもクランプをし、内部は専用の固定クランプにて押さえつけます。

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ぴったり隙間なく固着させないと、湿気でまた浮きが出来るので慎重に。

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全ての浮いた箇所を固定させました。

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続いてピックアップの交換。

今回はFishman のMatrix Infinityを取り付けます。

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カラッとした鳴りのピエゾピックアップ。

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エンドピン側のプリアンプ本体にピエゾの端子を固定させます。

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サドルのスロットに収めた様子。

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コントロールは手元で行うので、サウンドホール内部に固定。

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9V電池はネックの付け根に固定させます。

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元のサドルの高さからピエゾ分の高さ分、削り直し。

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実際に弦を張ってテンションを掛けて、ピエゾの鳴りを確認しながら高さチェック。

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エンドピンジャックはこんな感じで取り付けます。

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ブレンドと音量コントロールが出来ます。

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これでライブでも即登場可能ですね。

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