Guitar Repair of the Day
Fender 1961 Stratocaster
フェンダーの61年製ストラトキャスター。
およそ60年前の素晴らしい個体。
沖縄のギタリスト U君からの依頼。
ツアーやレコーディングで大活躍した名器も、暫く使わないうちに音が出なくなってしまったみたいです。
作業の前に、アーカイブ用の写真撮影^^
よくあるレリックがいかに嘘くさいか良く分かります^^
といっても。60年経過した本物の傷に中々お目にかかることも出来ず・・・
レイボーン好きにはたまらない暴れまくったサウンド。
オールドの音といっても、ここまでくると中々扱いにくく、曲を選んでしまうそうです。
個性の塊のようなサウンドはピンポイントにはまることもあるのですが、もう少し色々な楽曲で使用してみたいそう。
ネック部分。
指板からはハカランダの甘い匂いがします。
よくみるとボディは61年製でネックは62年製っぽいです。
ポケットのフィットはぴったりはまっています。
さて問題のピックアップ。
リアもセンターもかなり暴れるサウンド。
フロントは音が出ません。
計測してみると全く数値が出ず・・・
断線しているようです。
今回はボディ、ネックはそのままに、ピックガードごと全て変えて、もう少し大人しいまとまったサウンドへ。
ピックアップはSuhrのマイケルランドーモデルにしてみました。
新品では余りにも浮いてしまうので、ピックガード、カバー、ノブを少しだけレリック。
今までは3点式のスイッチだったのでハーフトーンが使えず。
今回は5点式にしました。
コンデンサーは当店のストックから、60年代のオールドセラミックを使用。
古いピックアップは時間がある時に巻きなおしてみます。
納品してから数週間経過。
前よりも扱いやすく、サウンドも気に入っているようです。
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