Guitar Repair of the day
YAMAHA ST500M
ヤマハの古いストラトタイプのモデル。
80年代に発売されたFenderに近いシェイプ。
長いこと弾かずにしまってあった様で、ナットが減ってコントロール部もガリだらけ。
全て交換してクリーニング、調整を行いました。
ナットは漂白済牛骨ナットへ交換。
ナットの溝もスカスカに広く、ビビりまくりでした。
7.25のラジアス値に合わせて加工し、ナットのスロットに隙間なくピッタリ合わせます。
きつ過ぎず緩すぎず。
接着剤で固着しなくてもいい位に成形します。
開放弦と押弦時の音程差を無くすように時間を掛けて微調整します。
ガリの多かったコントロール部。
ボリュームは交換された跡があります。
ミニスイッチがありましたが、今回は1V2Tへ戻したいとの事。
スイッチ、ポットを交換し配線をやり直しました。
30年以上経った日本製、海外製のギターでも鳴るものもあれば鳴らないギターもあります。
当時の値段、木材の種類、塗装の種類、とは別に、どれだけ弾いてきたか?保管状況は?などでも現状が変わってくるのがギター。
数十年ぶりにリペアに出されるギターは全く鳴らずに抜けの悪い物も多く、調整を終えても変わらない物も多いです。
ただ中にはリペア期間中に驚くほど鳴りだす固体もあります。
故に日ごろから調整を行って、一日一回弦を弾くだけで、ギターの鳴りの未来が変わってきますね。
このギターが正にそんな感じでした。
古いギターも調整一つでまだまだ弾けるようになりますよ!!
使わずに押し入れに閉まっているギターやベース。
調整一つで蘇ります!!
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