Guitar Repair of the Day
Fender ST57-66DMC
フェンダージャパンのストラト。
10年位前のモデルでディマジオピックアップが搭載された人気機種です。
購入後初めての総メンテナンス。
錆びたパーツのクリーニング、ナット交換、ポット・スイッチ交換、セットアップを行いました。
ナットは使用頻度にもよりますが、早い人で数年で減りが生じてビビりが出る場合があります。
今回のナットは弦が1フレットに当たるほど低くなっていました。
パーツの錆もある程度はクリーニング可能です。
ブリッジ部を全てバラシ、少しずつブラシで落としていきます。
電装系も全て交換します。
パーツばらし
一旦全てのパーツを外し、ボディ、ネックをバフにて磨き上げます。
購入時の光沢に戻りました。
ポット交換
ポット、スイッチも交換完了。
サドル部に少し錆びが残っていますが、大分綺麗になりました。
ナット交換
低くなっていたナットを交換。
牛骨ナットをピッタリのサイズに削り出していきます。
ネックグリップ、ペグポストの位置に合わせ溝を切り出します。
弦溝の間隔も一定になるよう専用メジャーでマーキング。
各フレットポジションでのチューニングやコードのボイシングを確認。
ピッチが正確に合うようにナット溝を調整します。
再セットアップしたギターは、新しく弦を張ってコードを鳴らした際の音が全く変わります。
ピッチのずれが補正されているので、コードを弾いた時に音量が上がった印象になります。
ナットの交換で弦振動が元に戻り、サスティンも大きくなり倍音も増えています。
ボディ・ネックはバフ掛けクリーニング。少し位の擦り傷ならバフ掛けによって新品のようにピカピカになりますよ。
ギター、等の修理は お気軽にご相談下さい。
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