Guitar Repair of the Day
Fender American Vintage ’57 Stratocaster
1995年製造も早25年経過。
フェンダーのアメリカンヴィンテージ。
立派なヴィンテージですね。
買ってから一度もメンテナンスしていなかったそうで諸々チェック致しました。
ジャック交換
先ずはジャック。
US製の楽器はスイッチクラフト製のジャックを使用している事が多いのですが、当時の物と現在の物とでは若干異なります。
勿論仕様規格は一緒なのですが、質量だったり厚みだったり。
年々コストダウンさせてる感は否めませんね。
元々のジャックと交換予定のジャック。
今回はミリタリー仕様のジャックへ交換。
SWITCHCRAFT スイッチクラフト MIL-type ミリタリースペック #C11
通常のモノラルジャックと比べ、プラグを入れた時のホールド感が全然違います。
力を入れないと抜けない位。
ナット交換
続いてナット。
長い事弾かないで、また弾く頻度も落ちてくると、1、2、3弦の溝に錆びが付着する事が多く、その状態で弾くと溝がどんどん削れてきます。
溝が低くなると1フレットに当たりやすくなり、ビビり音が出ます。
ナットは必ず消耗します。
ビビりが出たら交換。
今回は牛骨ナットへ。
ナットのスロットにぴったりと合わせ
溝を切っていきます。
フレット、指板クリーニング
弦を張る前に指板のクリーニングも。
フレット上にも錆びがあり、フレットの隙間にも埃や汚れや錆びが。
フレットを研磨し、バフで磨き上げます。
弦を張りナットの溝を調整し完了。
ネック調整も行い、サドルのオクターブ調整も行い、きっちりセッティング出来ました。
セッティング後は鳴りが劇的に変わります。
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