Guitar Repair of the Day
Squire Fender Jazzmaster
スクワイヤーのジャズマスターです。
テレキャス、ストラト、レスポール、など様々なタイプのギターが発売されてきました。ただ発売から60年近く経った現在、当時に流行っていたジャンルや当時のプレイスタイルとは全く異なる音楽性や演奏スタイルで使用されているのがほとんど。
ジャズマスターも箱モノギターを使用していたジャズシーンに向けて発売されましたが後にサーフミュージックやニューウェーブ、パンク系ミュージシャンの使用が多くなったイメージですね。
12-52などのジャズ用の太い弦を張る事を前提に作られたブリッジに09などの弦を張ると、どうしても弦落ちや鳴きやテンション不足になりがちです。
今回取り付けたBuzz Stop Barはサドルからブリッジの間にテンションを掛ける事でサドルの駒へのホールド感を高めて弦落ちを防ぎ細い弦を張ってもテンションを保つ事が出来る、ジャズマスターへのお勧め交換パーツです。
取り付けは簡単。
ブリッジプレートのネジを外しテンションバーを装着するだけ。
装着後弦を張ってブリッジ内のスプリングを調整し、オクターブを合わせる為サドル駒を調整します。
ナットと指板のアールに合わせサドルの山も高さを合わせます。
今回は同時にフレットのバラツキによる音詰まりを すり合わせにて解消いたしました。
かなりのポジションでフレットの浮きがあるので全体を研磨する事にしました。
ネックジグにセットして全体を研磨し、フレットの高さが揃ったところでフレットの角を成形します。
高さを落とすだけではフレットの上面は平になってしまうので、角を取り半円型に1本1本削っていきます。
ラウンド型になったフレットを番手を上げて磨いていきます。
最終的にコンパウンド仕上げまで行いピカピカに。
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