Guitar Repair of the Day
GIBSON Les Paul Studio / Broken Neck
今年はギターネック折れが多く、現在5台も修復中・・・
レスポールは特に折れやすいですよね。
もし倒したりして折れてしまった時は、その場で直ぐに弦を外して下さい。
そして直ぐにリペアショップへ持ち込みましょう。
写真のような状態で弦が引っ張る力で折れたヘッド部TOP面の突板が曲がってしまったりします。
時間が経つと修復も、時間と修理代が増えてしまいます。
こちらのレスポールは、裂けた面が綺麗な状態だったので、このまま接着して様子を見ます。
ぱっくり開いた 隙間にハケで接着剤を塗ります。
そしてクランプにて挟み込み、隙間から出てくる接着剤をふき取り、このまま放置。
3週間ほどクランプして様子を見ましたが、ほぼ問題無くくっ付いていたので、
今回は補強埋め込み無しで、このまま塗装へ。
削ってから導管を埋めてみると、全く裂けた断面が分からなくなりました。
チェリー系のステインで色付けし、サンディングシーラー、その後着色したクリアーにてグロス仕上げ。
シースルー具合が中々難しいですね。
乾燥後、研磨してみると、ほとんど分からないレベルに。
色味もそんなに違いが無いですね。
但し、弦を張った状態でヘッドTOPが曲がった状態が長かったせいか、TOP面に
曲がった跡が付いてしまいました。
今回はTOPの塗装はせずに、研磨、バフのみにて仕上げ。