GIBSON Les Paul
Repair of the Day
2019年製 ギブソン カスタムショップ レスポール
2019年は 1959 レスポールモデルが販売されてから60年。
60周年を記念して作られたレアなモデル。
トラ目びっしり、3トーンの強くでたカラーリング。
記念のプレート
ネック折れ
なんと、ふいに倒してしまって見るも無残にパックリと割れてしまったそうです。
折れてから数日との事でまだ変形も少ないです。
もし不意な事故等でネックにヒビが入ったり折れてしまった時は、すぐに弦を外して修理に出して下さい。
弦を張ったまま数年放置したり、大丈夫か確認する為再度弦を張ってみたり・・・
変な癖がついて変形したり、割れ目が綺麗にくっ付かなくなることもあります。
接着
今回は接着のみで様子を見てみようと思います。
接着面が多いので補強は無しでもいいかも知れません。
接着材を塗った後、クランプして挟み込みます。
このまま乾燥するまで暫く様子をみます。
接着後
綺麗に接着出来ました。
強度も問題なさそうです。
欠けている部分や傷もあるので、部分部分タッチアップ塗装を行います。
傷補修
割れ目は綺麗に埋まりましたが、塗装部分が欠けて隙間があります。
触ると少し段差が
今回は Glu Boost という接着剤を使用しました。
塗装
ヘッドトップはラッカーで再塗装。
バフ掛けして艶が出ました。
割れ目部分もほとんど目立たなくなりました。
裏は塗装は行わずGluboostだけ。
傷は完全に埋まり段差は全くありません。
バフ掛けして艶々に。
弦を張ってみましたが、問題なさそうです。
この接着剤結構良いですね。
ポリでもラッカーでも違和感無く使えるみたいです。
折れて直ぐに処置した場合、接着だけで綺麗に修復できる場合が多いです。
放置して変形したり癖がついてる場合は、接着後に開いてくるケースもあります。
ギター、ベース等の修理は お気軽にご相談下さい。
お願いいたします。
