Taylor GS Mini
Repair of the Day
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Taylor GS Mini
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テイラーのGS Mini。
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ロゴが可愛いですね。
通常のアコースティックギターのスケールは25-1/2″(約648mm)。
これはナットからサドルまでの長さの事です。
この長さの半分の位置を12フレットとし、それぞれピッチが合うようにフレットの位置が決められています。
一方こちらのGS Miniは23 1/2″(約597mm)の長さ。
通常より5cmほど短くなったのでお子さんや女性の手でも楽に運指が出来ます。
ただテイラーのデフォルトの弦のゲージはミディアムゲージ。
短くなった分だけテンションを保つのに少し太めの弦でセッティングされています。
ただこれだと女性にはテンションがきつ過ぎて弾けない場合もあります。
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今回持ち込まれた時点でカスタムライトの弦を張ってあったのですが、ミディアムゲージの太さで切られたナット溝はカスタムライトだとスカスカに。
それでビビリ音が気になるので交換して欲しいとの依頼…
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この隙間から鳴きが生じます。
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弦の太さに合わせ、牛骨にて削り出します。
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ナットのスロットに合わせて何度も何度も削り直しながらピッタリ成形します。
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弦のゲージが細くなったので、その分テンションも緩くなります。
トラスロッドもこの弦のテンションに合うように再調整しました。
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アコギの弦の太さを変えた場合は、ナットの交換をお勧めします。
ナット交換 調整、などはご相談下さい。
ギター、ベース等の修理は お気軽にご相談下さい。
お願いいたします。