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Seagull Grand Artist – ナット・サドル交換

Guitar Repair of the Day

Seagull Grand Artist

カナダ製のアコースティックギター シーガル。

独特な小さなヘッドが特徴。

こちらは一回り小ぶりなタイプで単板のスプルーストップのモデル。

多分何度か弦のゲージを変えて試したのか、ナットの溝の減りがバラつきがあり、低い箇所はビビりが出ていました。

全体的にかなり低くなっていて、開放弦を鳴らした時に1,2フレットに当たってしまいます。

ナットは消耗品。

すり減ってきたらすぐ交換しましょう!

それぞれのギターに合わせてピッタリのサイズに削り出します。

何度もフィットを確かめながら

弦を張って溝を切り出していきます。

サドルも何度か底面を削った形跡がありかなり低くなっていました。

サイズは何故かスロット幅より短かかったです。
多分変えられたのかもしれません。

サドルは必ず、溝の幅にピッタリと合った形で納めます。

ここの精度、良し悪しで、ボディトップに伝わる振動がかなり変わります。

ぴったりに削り出し、オクターブを合わせました。

ネックのトラスロッドも調整し、ネックが真っすぐになったのを基準としながらサドル高を調整します。

サドルの山は、ネック指板のアール(ラジアス)に合わせラウンドを決めます。

弦高は低いほうが弾きやすいのですが、弦をヒットした際の弦振動の幅はとても大切です。

よく「ネットに、12F上で何ミリが弾きやすい」とか「12F6弦側を何ミリで」というようなオーダーを頂くのですが、数値はあくまで数値であり、それぞれのギター、弦のゲージ、ネックの状態、ナット溝、サドル高、ボディの膨らみ、ナックジョイントの状態、などにより 数値では無く、そのギターに合った ”ベスト”なセッティングがあります。

それに、そこからプレーヤーそれぞれの弦高の好みに近づける作業が必要です。

カポをはめる事を基準に弦高を決めていて、カポを外した時にビビるので何とかして欲しい、みたいなトンチンカンな依頼もあります。勿論ご希望に沿うように調整はするのですが、余りにもネット上の”さも真実”な情報に惑わされていて、皆さん思考能力がストップしている印象があります。

中には経験に基づいた正確なギターの情報を掲載しているサイトもあるのでしょうが、まとめサイトなどは、他のサイトからの無断転用などで記事を書いているケースもあるので、それらはお小遣い稼ぎのアフェリエイトサイトとしての位置づけと捉えて欲しいです。

スマホで記事まで見せられて、「ここにこうやって書いてあるのでこの通りにして下さい」みたいな依頼は、実際かなり多いのです・・・

当店ではお客様が修理に来られた際に店頭にて、
ギターを購入した時期や、プレイスタイル、使用頻度、現在の保管方法、などをカウンター越しにお話ししながら細かく聞かせて頂いております。それらは全てリペアカルテとして記入し、膨大なデータの中から最も適した処置を行っております。

調子が悪くなってネットで病状調べてネットで薬を買ってなんとなく治ったからいいや、なのか?
きちんとかかりつけの病院に行って、前回から今までの状態を話して検診し、根源を探してベストな処置を行うのか?

只の修理業ですが、この10年で時代がこんなにも変化しているのを痛感させられます。
それでもギターは50年以上前から全く進化していない”アナログ”な楽器です。

ネットの情報はとても役に立つ時もありますが、ことギターに関しては沖縄で使用・保管する事を前提にはしていない情報が殆どです。

ベストなセッティングで修理、購入しても、沖縄では数日でセッティングが変わります。

それぞれのギターに合わせた状態の確認、セッティング、調整、保管方法をお手伝い致します。

アコギのナット・サドル交換、ネック調整、 などはご相談下さい。

メールの方は こちら から

宜しくお願いいたします。

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