Repair of the Day
Martin D-28 現状
マーティンの定番モデル D-28
暫く弾いていなかったようで、諸々点検して欲しいとの依頼。
ネックはかなり弾きこんだ感じですが、外観は比較的綺麗。
弦高
一番難点は弦高が高い!!
現状で約4mmほどあります。
ブリッジ付近に膨らみがあったので、裏板側のブレーシングを確認してみると・・・
ブレーシング浮き
合計で4か所。
ブレーシング接着
綺麗にふき取りながら暫し固着させます。
綺麗に接着完了しました。
指板クリーニング
続いて指板部。
手で引っ搔いてもとれなかったです。
指板に傷がつかないように、番手の一番細かいスチールウールを使用。
ネック調整
マーティンには専用のレンチがあります。
今回は短いほうで
StewMac トラスロッドレンチ 2007年8月以降のMartinのロッドに対応 新品価格 |
かなり真っすぐになりました。
リペア後 弦高
弦高が高くなってきた際に、ネックのストレートを測らずに感でトラスロッドを回し、それでも弦高が下がらない場合は、サドルを削って物理的に弦高を下げている人も多いと思います。
お店にも、そのようにして弦高を下げてみたけど、今度はビビりが出たり、もっと反って来た、というケースで持ち込まれる事が非常に多いです。
弦高が高くなってきた、と思ったらお気軽にご相談下さい。
お願いいたします。