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GIBSON J-200 – ブレーシング剥がれ、タッチアップ

サウンドハウス

Guitar Repair of the Day

GIBSON J-200

ギブソンのアコギの中でも最も大きなボディのJ200。

ブレーシング剥がれ

こちらは90年代のモデルで暫く弾いていなかった為弦高が高くビビりも多く弾きづらいとの依頼でした。

長い事ケースに入れっ放しで湿度調整されていない環境だったのでブレーシングが剥がれてしまいトップ板が膨らんでしまったようです。

力木 浮き確認

ブレーシングとは力木と呼ばれ表板や裏板を支え、ギターの鳴り響きを左右する大事な構造体です。

ブレーシングの接着が剥がれてしまうと木に歪みが出るので、トップ板が膨らんできたりブリッジが剥がれたり…

端っこは完全に浮いていますね。

ブレーシングの剥がれの確認方法は、指でコンコンと叩いて板の鳴り方をチェックします。

接着されている箇所はコンコンと響きが硬い音色なのに対し、浮いている箇所は響きが少なくスネアのスナッピーの様な音に似てビンビンしています。

たまに叩いて確認しておかしいな?と思ったらお問合せ下さい。

放っておくと大変です。

叩いて浮きを確認した箇所にスクレーパーを入れると

こんな感じで板とブレーシングがくっ付いていないのでスクレーパーが入ってしまいます。

ほぼ全てのブレーシングに浮きがありました。

ブレーシング浮き 接着

浮いた箇所に接着剤を入れて内側にクランプで圧をかけ、上下から板でクランプして押えます。

全ての箇所の浮き・剥がれを修正しました。

ヘッド裏 塗装

もう一つ、古くなって塗装の剥がれが目立ってきています。

軽く研磨してからラッカーを吹き付けます。

触ってデコボコが無いくらいに仕上げました。

ボディ ひび割れ 塗装

ボディ側もこんな感じでクラックが出ていました。

サンバースト部分は塗装が重なっているのでクラックが出やすいです。

またブレーシングの剥がれによる板の歪みでクラックが入ってきたのでしょう。

こちらも軽く研磨してデコボコを取ります。

その後ラッカーを吹き付けます。

指で触って段差が無い程度に吹き付けています。

クラックや傷などは再度ラッカーをタッチアップする事で、今後の広がりを抑えられます。

サドル交換

仕上げはサドルとナットの交換。

サドルは1弦側がかなり低いですね。

徐々にボディトップが膨らんで弦高が上がってきたのでサドルを削ったみたいです。

トップの膨らみが減ってネックの反りを直した今、サドルが低すぎてしまいます。

牛骨を削り出して溝にぴったり収まるよう成形します。

オクターブが合うように位置決め。

磨いて仕上げました。

ナット交換

ナットもかなり低いですね。

写真でも確認出来る通り、1、2、3弦の弦高が低いのが分かります。

ナットも牛骨を削り出して成形。

指板のアールに合わせて溝を削り出します。

牛骨はコンパウンドで磨く事で艶が出てきます。

トップの膨らみもかなり下がり、弦高も通常に戻りました。

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