Roland JC-120J
Repair of the Day
Roland JC-120J
ローランドのジャズコ―ラス。
JC-120はスタジオやライブハウスで多く使われているモデルです。
ジャズコは年代によってマイナーチェンジしており若干仕様が違います。
初代は1975年、電源がピンスイッチタイプの物。
ブライトスイッチが無く最近はほとんど見かけないです。
こちらのモデルはスイッチがボタン仕様になりエフェクトループが付いています。
初期のモデルと比べると若干サウンドがスッキリした印象。
今回はポットのガリが酷いのと電源部のオーバーホールを行いました。
この事例がいい見本なのですが、写真のように適正なポイント、このみの位置などにマーキング、目印をするケースも多いと思います。
でもこの位置近辺でガリが出るケースも非常に多いです。
固定した位置に埃等が溜まり、そこに湿気が溜まり、錆びが生じ、ポット内部のカーボン抵抗が削れガリになります。
アンプを使用した後は、必ずつまみの位置を “0” の値に戻して下さい。
中期のモデルの特徴はシャーシ内部にリバーブパンが搭載されています。
基盤のレイアウトも初期と比べると位置が違います。
プリ部の基盤も小さくパーツも当時の汎用のセレクト。
ポットも小さなものですね。
電源基盤内の劣化パーツを交換。
20年以上経ったアンプは各所のパーツが急激に劣化していきます。
使用頻度にもよりますがライブハウス、ミュージックバー、スタジオなどで使用しているジャズコはメンテナンスのご相談下さい。
ギター、ベース等の修理は お気軽にご相談下さい。
お願いいたします。