Roland JC-120
Repair of the Day
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Roland JC-120
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日本でバンドをしていれば必ず見た事のあるアンプ Roland JCシリーズ。
発売から40年以上経った今でも、スタジオやライブハウスでは定番になっているアンプですね。
音色が作りやすい事もそうですが、やはり個体差が少なく壊れにくい事が普及した要因な気がします。
とはいえ、70年代、80年代に購入された固体のパーツは確実に劣化しており、パワーの無いJC、音量が不安定なJCはその典型です。
うちではJCの修理を月に1~3台ほど行っているので、ほぼ全ての代替えパーツを常備しております。
JCに搭載されているスピーカーは年代によっていくつかのタイプがありますが、壊れた際の交換用スピーカーユニットとして、エミネンスのモデルで近いサウンドのユニットをお勧めしております。
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今回の個体もノイズが多く、出力が不安定でした。
ノイズはピンポイントに「ここ」を変えれば、というものでなく、小さな問題の足し算で増えていきます。
ケーブルの劣化、可変抵抗の劣化、パーツの劣化、入出力部の接点不良、そして電圧不足。
基盤の各パーツには、決まった電圧で動くように設計されています。
また内部のワイヤーの劣化などで電流不足になっている箇所もあり、全体のバランスが崩れていく事もあります。
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この固体のコンデンサは ほぼ足が浮いていて、はんだ割れ、不良が多かったです。
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